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「ついに、ラクロスがオリンピック種目へ」

投稿者:ブログ担当者 / 投稿日:2023/10/20

10月16日のIOCの総会において、2028年開催のロサンゼルスオリンピックの追加競技として、

野球等と共にラクロスが正式に承認された。私の中では、生涯スポーツと思い30年以上続けている

ラクロスが五輪競技に選ばれたことは本当に嬉しいことです。

37年前に慶応大学の学生数名がカナダ大使館の門を叩き、そこから日本ラクロスが始まったのです。

私が学生の頃、ラクロスの世界大会に参加していた国は、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・

日本、そしてネイティブアメリカンのイラコイのたった6チームでした。

今では、世界大会となれば、50ケ国以上のチームが参加する大きな大会となっている。

30年以上前にラクロスの道具を持って歩いていると、何度も「それ一体何?」「何に使うの?」と聞かれた。

「ラクロスというスポーツで使う道具です。元々はアメリカのインディアンが始めたスポーツで、

史上最速の球技です」という説明を何度もした。

今回五輪競技に選ばれたことは本当に嬉しいことだが、五輪競技の在り様や、時間制限、商業主義的な条件、

そして人種差別や多様性の問題、単なるスポーツの選択ではなく、様々要素が絡み合い、今回の決定に至った。

それ故色々なことを勉強することができ非常に面白かった。

男女毎にルールが異なるのはNG、試合時間が長いのもNG、収容人員の制限もある。

そして今回一番の問題になったことは、イラコイ(インディアン)が参加できるかどうか?

国としては存在していないチームの参加を認めるのかどうか?アメリカチームに混成させるのか?

今回ラクロスの国際協会はイラコイチームの単独参加を絶対条件にして申請を行った。当たり前の話だ。

ラクロスを作ったその母国チームが参加できないとしたら、五輪に参加する意味などどこにあるのか?

そういった議論が日本のラクロス協会においても起きていた。

今回のIOCの承認でイラコイチームの単独参加が認められたということになる。

但し、この件は様々なスポーツにおいても問題提起をすることになるだろう。

オリンピック自体の存在意義や、参加条件等、様々な問題を提起することになる。

これからラクロスを始めようと考えている若者にとっては朗報であり、モチベーションにつながることだろう。

単なるマイナースポーツから五輪競技へと成長を遂げた日本ラクロス。

オリンピック競技への転換を図る為に昨年行われた6人制(本来は10人制)の世界大会において、

3位を勝ち取ることができた。

28年のオリンピックでのメダル獲得も期待できる。楽しみにしたいものです。

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