社員ブログ

人手不足が本格化

投稿者:ブログ担当者 / 投稿日:2023/8/10

先日、お付き合いのある大手コンビニチェーンのオーナーにお会いしました。

お互いにいつも「人が足りませんね」という合言葉から会話が始まる。

コンビニ運営の厳しい現状を伺い考えさせられました。

そのコンビニは当社からも近く、都心の人気エリアのコンビニです。

通常は4人のアルバイトとオーナーご家族で人員配置を行っているそうです。

現在アルバイトを募集してもほとんど応募はなく、タイミーのようなサイトを利用し、

日雇ではなく時間単位の募集で、その日その日違った人に来てもらい運営しているそうです。

毎日違う人が、違う時間に来て働く?本当に可能なのだろうか?

時給が安いからアルバイトの応募がないのか調べてみると、時給1,200円~。

この時給でも全く応募はないそうです。

人口減少の中、働き手が少なくなることは予想していたが…。

時給1,200円で、エアコンが効いている中で働くコンビニ店員でも集まらないのに、

我々のような建設業で働こうと考える人がいるだろうか?

最近街中で、24時間営業のはずの牛丼チェーン店でも、営業時間変更のお知らせという貼り紙をよく見る。

夜の11時~朝7時までは閉店している。夜間の働き手が居ないのだろう。

時給を高く設定したとしても、おそらく来ない。だから致し方なく、閉店という看板を出さざるを得ない。

24時間営業を売りにやってきた牛丼チェーンだが、「時間変更」か「無人店舗」の険しい選択を迫られそうだ。

いわゆる「3K(汚い・苦しい・厳しい)」の仕事は人気がない。建設業もこの類に入るかもしれない。

人は、楽な方に、楽な方に当然シフトしていく。

この流れの中で、最近の現場では、労働者保護を目的として、入場者への制限をどんどん重くしてきている。

社会保険、雇用保険、健康保険、これらの保険への加入が重要なことは理解できる。

タイミーのようなサイトで自由自在に働く人たちが増えていく中で、労働環境が厳しい建設現場において

人員を確保することは更に難しくなりそうだ。

外国人労働者に頼ろうという流れも、円安や人権保護の観点から縮小傾向になりつつある。

インフラを守るべき人員を確保できなくなると、日本全体の経済活動等にも大きな影響がでる。

労働行政について、このままでは、建設業者は自滅していくしかなくなるかもしれない。

M&A案件の情報が増えている現状は、事業を諦めてしまった経営者が増えていることを示している。

何とか、踏ん張って乗り切っていくしかない。

我々の仕事は人々の生活を支える大切なインフラ事業であることを忘れてはならない。

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