社員ブログ

前代未聞の機器類の納期遅延

投稿者:ブログ担当者 / 投稿日:2022/2/17

「設置後10年以上経過している給湯器は大切にお使い下さい」とお客様に申し上げなければならない状況が続いております。

給湯器、ウォシュレット、換気扇、給水用増圧ポンプ等のポンプ類、様々な機器類の納期がコロナ禍の影響により大幅に遅延しています。

遅延というより、納期が全く分からず、発注自体を受け付けられない状態になっています。

このような状態はいわゆるオイルショック以来だと弊社のベテラン社員も言っています。

私どものお客様にも大変ご迷惑をお掛けしておりますが、いつ改善するかも分からないのが実情です。

原因は幾つかあると思うのですが、日本企業のプレゼンスが世界の中で低下していることも大きな要因になっているのではないかと感じています。

商売人であれば、物を高く買ってくれる方に売りますよね?我々が欲しい住宅設備機器類の部品の多くが東南アジアで生産されており、そのアジアの部品メーカーも日本だけを相手に商売している訳ではありません。

世界各国のメーカーと取引をしており、特にアジア圏内諸国にとっては、日本よりも中国や米国の存在感が増しているのでしょう。

今回の納期遅延の問題は住宅設備機器類だけの話ではありません。車やLED照明など、あらゆる部門の物が不足しています。

納車まで4年~5年かかる車種があると聞きます。大型建設再開発事業の工期よりも長いとは、一体どういうことなのでしょうか?

日本のメーカーの生産システムそのものの大改革を図らなければならないと同時に、日本市場自体の魅力を向上させなければ、日本のメーカー自体に日本は見捨てられるかもしれません。今まででは想像もつかなかったことですが、それが現実なのかもしれません。

単に労働者の賃金を上げるだけでは決して解決しません。様々な分野で多様性を認める文化を醸成し、世界中の人々に対して如何にOPENな環境を整備していくのか?

日本の抱える問題は本当に深いし、解決には困難を極めることでしょう。

今回は若干愚痴が多くなってしまいましたが、先ずは生活を支えるインフラ設備を見守っているという自覚をもって、今までにない発想と戦略、そして努力で乗り切っていくつもりです。

一刻も早くコロナ禍が過ぎ去り、納期遅延って何だっけ?みたいな世の中になって欲しいものです。

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