社員ブログ

「日本人の勝算」を読んで

投稿者:ブログ担当者 / 投稿日:2020/2/7

デービッドアトキンソンの本を初めて読みました。

非常に面白く、日本人では書けないような思い切った内容でした。

日本人が抱いている、日本人らしくて良いと思われている部分を数値面や外国人からみたイメージとして、正面から検証し、今までにない指摘と提言を行っています。

バブル崩壊後の経済の長期停滞の原因を、新たな切り口で解説してくれています。

特に、日本人の生産性が向上しない大きな理由を中小企業が多すぎるからと明言しています。

日本人は下町ロケットのような中小企業話が大好きだと。我々中小企業経営者にとっては非常に耳の痛い内容でしたが、ある程度納得することができました。

一つに最低賃金を上げる事、一つに観光立国を目指す事、一つに統廃合等を大胆に実行し、企業数を大幅に減らして企業規模の拡大を図る事。

日本の評論家からは一度も聞いたことのない提言をしつこく訴えています。人口数と一人当たりの生産性が経済規模を決定する一番の要因だとも言っています。日本人は質が良いのに生産性が低い。

日本人らしくない経済人大前研一と話が合いそうな感じがしました。

日本は世界第三位の経済規模を誇っているが、一人当たりの生産性では先進国でも最下位に近い。賃金水準も安い、物価も安い、今までの日本の印象が相転移した、いい読書機会でした。

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