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「マンション価格はバブル超え?」「バブルは既に来ていますよ」

投稿者:ブログ担当者 / 投稿日:2018/6/4

分譲マンションの販売価格は明らかにバブル時代を超えているという。

日経新聞等の記事にも、現況の首都圏の分譲マンションの平均販売価格は過去最高を記録しているとあった。

記事を鵜呑みにせず、バブル時代から不動産関連ビジネスを手掛ける先輩方にヒアリングした。

バブル時代、文京区小石川周辺の分譲マンションの販売価格はマンション専有面積一坪あたり400万円。現在は450万円を超えるという。青山や神宮前の高級住宅地では600万円を軽く超えているという。横浜の元町近くの高層マンションも坪500万円超えの住戸もあるという。あり得ない話だ。

先輩方は「バブルを二度も味わうことはできないと思ったが、価格的に言ったらバルブを完全に超えてしまった。」と話されていた。私が「私はバブルを経験したことがないのですが、今と前回のバブルは何が違うのですか?全然バブル感が無いのですが?」と質問した。先輩方は「前回は、土地成金、不動産会社、ゼネコン、下請け会社、職人、この業界に関わる人みんなが踊ったよ。」「今踊っているのは大手だけだよ、だから職方さんは貧乏のままだろ?」とおっしゃっていた。

職方さんに聞くと、バブル時代の一日当たりの労務単価は3万円を軽く超えていた。4万、5万円という現場もあったという。現況価格の倍以上の単価だ。

今回のバブルは大手不動産会社と大手ゼネコン、そして建築関連資材・機器メーカーのみを潤している。残念ながら末端の職方さんまで資金は流れていない。

大手企業は国内バブルで得た利益を海外勢との闘いに費やしている。M&Aに資金を投じている会社も多い。国内市場の縮小を見通して海外展開を急いでいる。自分の会社よりもはるかに大きい相手を飲み込もうとする会社もある。国内政府系の会社(日本郵政)が大型買収に踏み切り、何千億という損害を出しているケースもある。以前の住専問題の時の損害をはるかに上回る損害(税金のムダ遣い)が出ているにも関わらず、誰も文句も言わず、誰も責任を取らず仕舞い。

今回のバブルは一体何なのか?誰が儲けているのか?誰が儲けてもいいのだが、バブルは必ず弾ける。それだけは必ず起きる。準備をしなければ。

一般サラリーマンが5千万を超える借金をして高級マンションを買う。金利が安いから?転売すれば儲かるから?儲け話を持ってくる人は、人の欲を触発するような理屈を持っている。話を聞けば、何故か早く買わないと損だ。なんて考えるようになる。

理由があろうがなかろうが、自分が住みたいと思う家を自分が考える適正価格で買う。

あとはタイミングを見極めること。バブル崩壊を経験した人は、「次は絶対に騙されないぞ!」と言っていたものだ。次は既に来ていますよ。気づいていないだけです。

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