社員ブログ

入間市主催のセミナーに参加しました

11月２日に、入間市、狭山市、マンション管理センター、埼玉県マンション管理士会共催の

「マンション管理基礎セミナー」に講師として参加致しました。

「マンションの給排水管の改修工事の取組」についてというテーマでお話をさせていただきました。

講演内容を少しご紹介します。

私がマンション改修に初めて携わったのは２０年以上前のことです。

給水設備の直結化工事、給排水管の更新工事、マンション専有部内の給排水管更新工事等

数多くの物件に取り組んできましたし。

時代は変わり、２０年も経つと配管の種類も変わり、工法も工程も変わります。

そして何よりもコストが変わっています。

更に、建設業自体を取り巻く環境も変わっています。簡単に言えば、人手不足です。

２０年以上前に比べて職人は減り、施工管理者も減っています。

コストも倍近い価格になりつつあります。

この状況は簡単に改善される望みはありません。

残念ながら、日本の人口が減り、高齢化が進むという流れは変わりません。

このような状況で、分譲マンションに於ける長期修繕計画も大きく変わる必要が出てきています。

また、２０以上前に修繕の相談に乗っていたマンションも築５０年近くになります。

築３０年と築５０年の時では、大きく方向性が変わります。

大規模修繕工事ありきの話ではなく「建替え」という大問題に対しての準備を進める必要もでてきます。

マンションの長期修繕計画には、建替え費用や解体費用、仮住居費用や、建替計画策定業務等の費用などは含まれません。

この先間違いなく起きる問題を先延ばしにしていると、懸念事項は増えるばかりです。

早い段階でこれらの協議を開始することで、なるべく無駄なコストを省き、

建替えに向けた指針を策定することをお勧めしました。