社長からのメッセージ

社長からのメッセージ

積水工業が求める人材とは?

積水工業が求める人材とは?

何よりも世の中や人に関心があって、自分に興味があること。もっと言えば、人と話すことを怖がらない人ですね。それが本人や会社の成長につながるからです。あとは何でも丁寧にする人。下手でもいいから文字を大きく書くとか、相手に伝わる工夫や努力をする人。というのも、形のないものを形にするのが我々の仕事ですから、要望を汲み取ったり、具体的な提案をしたりするのにお客様や同僚ときちんとコミュニケーションがとれないといいものはできないからです。成長したいと思っているかどうか、相手の立場に立って行動できるかなど、今持っている能力やスキルよりも、いい仲間になれる人柄かどうかという点を重視しますね。

入社後の新人育成について教えてください

我々の仕事は日々技術を磨いていくことが求められます。
弊社では一人の人間としての自立を支援するため、教育には特に力を入れています。新入社員は必ず参加してもらう富士山研修のほか、自社内に設けたSekisui Training Center(訓練施設)で技術を学び、メーカーの研修にも参加します。さらに熟練の先輩たちと実際の現場をまわり、作業を見ながら実践的な設備や技術についても習得できるような体制をとっています。
弊社と同規模の企業で自社内に訓練施設を持っている会社は多くないと思います。

若手だけでなく、10年以上の中堅社員向けにも、数ヶ月に及ぶ合宿型の技術実地研修を取り入れています。
また、資格取得のための勉強会を定期的に開くなど、資格を取りたい人も積極的に支援しています。

積水工業で働く魅力とは?

積水工業で働く魅力とは?

私どもの会社は同規模の他社と比べても仲間が非常に多いと感じると思います。3年ほど前に社員やパートの従業員を一気に1割以上増やしたのですが、それは労働環境の改善が従業員の働く意欲や満足に欠かせないと思ったからです。

働く側にとって、労働時間が短く、休日も多く、そして給料が高い、というのが理想だと思いますが、従業員が増えれば会社の負担も増えますから、経営者としてはやりたがらない人が多いと思います。でも、私は仲間を増やすことで自ずと余裕が生まれ、社員がやりがいを持って働ける「健康経営」が成り立つと考えています。

事実、私が社長に就任した10年前より社員数は増えていますが、5年連続で増収増益となっています。社員の平均年収も年々アップしています。利益はできるだけ社員に還元していく方針ですので、労働分配率も建設業者の中ではレベルが高いと自負しています。働く仲間を増やしたことは、結果的に品質の向上や増収にもつながっているのです。

また、弊社には36歳で役員に昇格した人もいますし、子会社の社長は44歳で就任しました。頼りになる先輩や助けてくれる仲間がたくさんいて、自分の裁量で自由に働ける社風なので、やる気と努力次第でスピーディにキャリアアップが望めるのも弊社ならではの特徴です。

面接において、応募者のどういうところを重点的にご覧になりますか?

大学時代の成績についてはよく聞きます。成績がいいか悪いかではなく、正確に覚えているか、きちんと正直に話すか、というところを見ています。曖昧な返事でごまかす人は覚えていないか、成績が悪くて話しにくいかどちらかですからね。成績は客観的な判断なので、自分でそれを自覚しているかというのは大事なことだと思います。

あと、履歴書の書き方もよくチェックします。書面では実力も才能もわかりませんが、自分を知ってもらうために最大限の努力をするということは誰でもできること。私だったら文字を大きく書いてでも履歴書はボリューム感を出してアピールしますね。

また、面接では宿題を与えることもあります。例えば、「私は京セラの創業者である稲盛和夫さんの『人生の成果=考え方×熱意×能力』という言葉が好きですが、あなたならどんな言葉をあてはめますか? 次回までに考えを教えてください」と課題を出し、それをどう受け止めて、どう返してくるか、というのを見たりします。面倒臭いと思って適当に答えるか、自分のためになると思って必死に考えるか、というのは大きな違いで、仕事に対する姿勢にも関わってきますから。弊社の面接はルールがありませんので、以前「クッキーを焼くのが好きです」という女性が、次の面接でクッキーを焼いて持ってきたこともありますよ。

こちらの問いかけに対して一生懸命考えて返してくれる人は、お客様や仲間ともいいコミュニケーションが取れますし、いろんなことを吸収してどんどん成長していってくれます。

日頃、社員に直接どんなことを指導していますか?

私は売り上げやノルマなど数字的なことでガミガミいったことは一度もありません。ただ、嘘をついたり、ミスを隠そうとしたり、協力会社や職人さんに対して高圧的な態度に出たり、失礼な口の聞き方をした時は厳しく指導します。仕事は一人でするものではありませんから、お客様に対しても協力会社に対しても仲間に対してもすべての人に敬意を持ち、「支えてもらっている」という意識がないと信頼関係は作れませんし、成長もできません。「社員」としての前に「人」として正しい事なのかどうかが大事だと思っています。

他には、安全靴のかかとを踏んでいたりすると、うるさく注意しますね。靴のかかとを踏んでいて、何かあった時にバランスを崩したら事故につながる可能性があるからです。我々の仕事は命が何よりも優先されるべきですから、そういう大切なことをおろそかにしてはいけない、ということは常々厳しく指導しています。大事なこと・ものを大切に扱える人になって欲しいです。

最後に、就職活動をしている皆さんに対して一言アドバイスをお願いします。

就職活動をする際に、資格を取っておいた方が有利ではないかとか、将来の先のことまで考えて就職のための準備を熱心にやっている方は多いと思いますが、私は学生さんに「今しかできないことを集中して一生懸命やるほうがいい」とよく言っています。資格は社会人になってからでも取れますので、スポーツでも勉強でも、学生時代にしかできないことを最大限にやること=今を大切に生きるということが大事だと思います。

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